(2006,ライアーソフト)
物語 | :★★★ | (一つ一つのシナリオは笑えますが、構成が…) |
絵 | :★★★ | (瑞穂&靖子がお気に入りです。ヒロインがイマイチ) |
エロ | :★★ | (エロ目的だと損をします) |
音楽 | :★★★ | (曲はいいですが、使い回しが目立ちました) |
演出 | :★★★★★ | (ミニゲームのバックのCGが笑えます) |
総合 | :★★★ | (構成が不満です。パーツはそこそこ) |
これは完全に、構成ミスです。 大分ネタばれなんですが、セオリーどおりに最後に主人公たちがピンチになるんです。 その後、これまたセオリーどおりに今まで助けた人たちが助けに来るんですが、 一周目だと、まず間違いなくそのうちの一人くらいにしか会えません。 (しかも、あまりに各ヒロインで展開にほとんど違いがないので、 二週目以降はかなりテンションが下がります。これは酷かった…)
スタッフさんも、そのあたりはよくわかっていらっしゃるようで、 主人公たちが「助けたっけな〜」とか「行間! 行間!」とか言ってフォローしています(笑)。 そんなざっくばらんな感じもライアーっぽさと言えばそうなんですが、 さすがにここまでくると、ミスを投げやりに処理しているようにしか見えません。 前作の「ぼーんふりーくす!」から半年も経たずにリリースされたことを考えても。
また、ライアー作品ではテッパン、と言っていいほど力の入ったシナリオ。 これが、今作ではまったく良くなかったです。 ボリュームの薄さはさることながら、この手のゲームに大事な「期限」がないんですよ。 夏休みの間にあの子と仲良くなって〜、的なのが美少女ゲームのテッパンなんですが、 ここに「夏休みの間」という期限があることによって、シナリオに緊張感が生まれるんですね。 プレイヤーにしても、8月下旬になったら「うわ、ヤベェ」っていう危機感が生まれて、 シナリオにのめり込めるんです。 ですから、例えば…「秋の生徒総会で全校生徒の過半数の承認が必要」 というような期限を設ければ良い訳です。 ちょうど、オープニングムービーにも 「文句があったら生徒総会で聞こう」という会長のキメ台詞もあることですし。 それが、作品の中ではノリで応援して、ノリで合宿に行って、 帰ってきたら学園の危機、それを会長やサブキャラたちと協力して解決、ハッピーエンド、ですからね。 僕はてっきり、合宿の後にも後半戦が残ってると思いましたよ。 それだけ解りにくい、ということは完全なミスではないかと思うわけです。 一話一話のシナリオは面白かっただけに、残念でなりません。
では、駄作だったか、と言えばそう言い切ることもできません。 マニアックなパクりからわかり易すぎるパクリまで、ネタキャラが非常に楽しかったです。 個人的には古銀が似すぎていて、ほとんど毎回爆笑していました。 けーこさんも、ANGEL BULLET以来のしゃしゃり具合で(笑)、これもナカナカ面白かったです。 学園を簡単に賭けに出してしまうという、けっこうありがちなキャラでしたが、 ひとつも外さずにうまくハメ込んだスタッフさんの力量勝ちです。
むしろ問題なのは、そういったサブキャラに圧倒されて、 主役級のキャラが、ほとんど全て霞んでしまったことにあるかと思います。 CGやHシーンにしても、(個人的な意見ですが)サブキャラの方がいいんですよ。 数にしてもHシーンは、各ヒロインキャラに対してわずか1つ、 HCGも登場シーンあわせて4枚とは少なすぎです。 一番多いのは何とサブキャラの克美で、3シーン、CG6枚ですからね(笑)。 もう、メインヒロインは克美でいいんじゃないかと(キャラデザが完全に脇役ですけど)。
ですから、完全にネタゲーとして買った僕からすれば、辛うじて総合で「買い」なんですが、 そうでない方からすれば、ハッキリ言って大ハズレです。 ネタゲー価格4,980円くらいだったら、まだ妥当な気もしますが…。
知名度とは、応援団の活動がどれだけ認知されているか=部の復活に近づいたか、 ということです。ウサギ(?)のマスに止まって応援が成功したり、「E」のマスに止まると 50〜200程度上昇します。また、素早くゴールすることでもボーナスがあります。 知名度によって、その後の進行、イベントに変化があるので 要注意しましょう。
「団旗」「ナポリタン」は、必要ないと思います(笑)。 「パワーストーン」もやはり、レベルが低いと中途半端な効果しか得られないので、 オススメできません。 最初から使えるのは、「一輪の薔薇」くらいですかね。 こいつはレベル1なら10,2なら20という具合に知名度を上げてくれます。 残る「ホワイトバンド」は、後半のイベントでネタバレ的に紹介されてますが、 やっぱりレベルが低いと全く役に立ちません。 ただ、レベル3,4あたりからめちゃくちゃ使えるアイテムになると思います。
「ホワイトバンド」を利用しまくれば、「E」のマスに止まるのも自由自在。 容易に知名度600以上(サブシナリオへ行けるボーダーライン)に達することができます。 特に「妹」マスに止まるには、この「ホワイトバンド」が必須! バッドエンドなので要注意ですが、CG有りのイベントが見られます。ここで岡崎のボイスが…。
タイトル | ゲストキャラ | 挿入箇所 |
学校の怪談? | 靖子 | バッテリー 後 |
怪傑!ブルマナイト! | 麻衣 | バッテリー(or 学校の怪談 後) |
Underclassman 2 | 瑞穂 | バッテリー2 後 |
おたまじゃくし奇憚 | おたまじゃくし、梨々香 | バッテリー3 後 |
※どれだけ見たことありますか? 多分、一周目じゃ一つくらいしか見れないと思いますが…
ちなみに、ノルマの知名度300を達成しないと総長の罰ゲームイベント (CG有り)が見られます。これは「プール」「搾乳」「儀式」の三つがあります。 やはり、それぞれバッテリー1,2,3のSUGOROKUパートで失敗すると見られます。
パートナーは目当てのキャラを選び続けましょう(会長の場合、岡崎)。 夏合宿の前の回+1回くらいパートナーにしておけばOKです。 (サブシナリオがたくさん入ったら、その分は増やしましょう) 選択肢も少ないので、迷うことはまずありません。
また、全ての回で違うパートナーを選ぶことで、とんでもないシナリオに分岐します。 あまりのバカさ加減に笑ってみてください。 全エンディング制覇自体はそんなに難しくありません。
駆け足になりましたが、とりあえず以上です。 質問等は掲示板・投稿フォームで受け付けます! もちろん、即日対応です!
第一回 凛 | 「かわいそう」
「今時、ブルマはどうか」 「でも、萌え」 「結局、いいように長岡翔に操られてない?」 |
第二回 エルナ | 「とりあえず、パンツはけ」
「はかないなら、もっと見せろ」 「胸も見せろ」 「実はバカ殿なんだと思う」 |
第三回 春奈 | 「胸がひときわ小さく見える」
「当社比20%のバスト」 「比べると可愛そうな胸」 「将来的に見込みがないのがなお泣ける」 |
第四回 会長 | 「年中ヒス女」
「わりといいように応援団にしてやられてる」 「ファンシーがこの世でもっとも似合わない」 「自分、ドMですから、お願いしたい」 |